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NEXT ADVANCEのよもやま話~外構工事雑学講座3~

皆さんこんにちは!

株式会社NEXT ADVANCE、更新担当の中西です。

 

皆様新年あけましておめでとうございます

今年もどうぞよろしくお願いいたします

 

さて今回は

NEXT ADVANCEのよもやま話~外構工事雑学講座3~

ということで、外構工事の資格とその特徴について解説していきます!

 

外構(エクステリア)とは、建物の外側に設けられる構造物や景観を指し、住宅や施設の外観を形成する重要な要素です。外構工事は、美観や機能性を高めるだけでなく、家のセキュリティ、プライバシーの確保、そして自然環境との調和を図るために不可欠な工事とされています。この分野で働くためには、専門的な知識や技術が求められ、各種資格がそのスキルの証明として重要な役割を果たします。

 


外構における資格の重要性

外構工事には、住宅や公共施設の庭や駐車場、門、フェンス、照明、植栽など、多岐にわたる要素が含まれます。これらを安全かつ美しく、さらに機能的に設計・施工するには、さまざまな専門知識や技術が必要です。資格は、これらの能力を証明し、顧客に信頼を与えるための基盤となります。

資格が必要とされる理由

  1. 安全性の確保
    重機の使用や地盤の掘削、構造物の設置など、安全が特に重視される作業が含まれるため、知識やスキルを持った専門家が求められます。
  2. デザインと機能性の両立
    外構は建物全体の印象を左右するため、デザイン性と実用性を兼ね備えた設計が必要です。資格取得者は、これらをバランスよく考慮した提案が可能です。
  3. 法律や規制への対応
    外構工事では、建築基準法や都市計画法、さらには地域ごとの条例を遵守する必要があります。資格者は、こうした法律や規制を理解して工事を進める知識を持っています。

外構に関連する主な資格とその特徴

外構に関する資格は、設計から施工、さらには植物や環境に関する知識を必要とするものまで幅広く存在します。以下に代表的な資格を挙げ、その特徴について詳しく説明します。

1. 造園施工管理技士

造園施工管理技士は、外構や庭園の設計・施工を統括するための専門資格であり、国家資格として非常に信頼性の高い資格です。

  • 資格概要
    国土交通省管轄の国家資格であり、施工管理技術者としての能力を証明するものです。1級と2級があり、1級は大規模な現場での管理が可能です。
  • 主な業務
    • 外構や庭園の設計・施工管理。
    • 工事の安全管理やコスト管理。
    • 植栽の選定や配置計画の立案。
  • 特徴: 造園に関する知識とともに、土木工事や植物の生態に関する専門的な知識が求められます。この資格は、特に公園や大規模な外構プロジェクトに携わる際に有利です。

2. エクステリアプランナー

エクステリアプランナーは、住宅の外構デザインを専門に扱う資格であり、エクステリア業界で広く認知されています。

  • 資格概要
    一般社団法人エクステリア建設業協会(EX協会)が認定する民間資格です。1級と2級があり、1級はより高度なプランニング能力を認定します。
  • 主な業務
    • 外構全体のデザイン提案。
    • 住宅に適した門、フェンス、カーポートなどの設計。
    • 照明や植栽を含めた空間コーディネート。
  • 特徴: 顧客のライフスタイルやニーズに応じたカスタマイズが求められ、デザイン性に優れた提案が可能になります。また、CADソフトを使った設計スキルが必須です。

3. 土木施工管理技士

外構工事では、地盤の掘削やコンクリート施工など土木工事の要素も多く含まれます。土木施工管理技士の資格は、こうした工事の安全かつ効率的な進行を支える重要な資格です。

  • 資格概要
    国土交通省が認定する国家資格であり、1級と2級があります。1級は大規模な土木工事を管理できます。
  • 主な業務
    • 地盤の整備や舗装工事の管理。
    • 排水や水道など、インフラ整備の施工。
    • 安全基準を守った工事進行の監督。
  • 特徴: 外構工事の基盤となる土木作業を管理する役割を担います。設計だけでなく、現場での管理業務もカバーできるため、幅広いプロジェクトに対応可能です。

4. ランドスケープアーキテクト(RLA)

ランドスケープアーキテクトは、広範囲な環境設計を担う国際的な資格であり、大規模な外構プロジェクトに特化しています。

  • 資格概要
    アメリカのランドスケープアーキテクト協会(ASLA)が認定する資格であり、日本国内でも取得が可能です。
  • 主な業務
    • 公園や広場、都市の緑化プロジェクトの設計。
    • 環境保護を考慮した外構計画の立案。
    • 持続可能な都市開発の提案。
  • 特徴: グローバルな視点で外構デザインを考えるスキルが認められるため、国際的なプロジェクトにも対応できます。

5. ガーデニング関連資格(グリーンアドバイザー、樹木医など)

外構における植栽や庭園の計画では、植物や自然に関する知識が不可欠です。これらの資格は、植栽の選定や管理に特化しています。

  • 資格概要
    • グリーンアドバイザー:植物の育成や病害虫対策の知識を認定。
    • 樹木医:樹木の健康状態を診断し、適切な処置を行う専門家。
  • 主な業務
    • 庭木や植栽の選定。
    • 土壌改良や剪定の提案。
    • 環境保全を考慮した緑化計画。
  • 特徴: エコロジーや環境保全を意識した外構デザインが可能となり、自然と調和した美しい空間を提供します。

資格取得のメリットと外構業界での展望

外構に関連する資格を取得することで、以下のようなメリットがあります:

1. 信頼性の向上

資格を持つことで、顧客やクライアントからの信頼を得ることができ、高品質なサービスを提供するプロフェッショナルとして認識されます。

2. キャリアの広がり

特定の資格を持つことで、住宅外構から都市開発まで、幅広いプロジェクトに携わることが可能になります。

3. 業界の発展

持続可能な社会が求められる中で、エコロジーやデザイン性を重視した外構工事の需要は増加しています。資格取得者は、こうした新たなニーズに対応できるスキルを持つため、業界の発展に貢献します。


結論

外構に関連する資格は、単なる技術や知識の証明だけでなく、美しい空間づくりを支えるプロフェッショナルとしての価値を高めるものです。安全性、美観、環境配慮を実現するために、多様な資格が存在し、それぞれの特徴に応じた役割を果たしています。

これからの外構業界では、持続可能性や環境との調和がますます重視される中で、資格を持つ専門家の需要が高まるでしょう。資格を取得することで、新たなキャリアの可能性を広げるだけでなく、より豊かな社会づくりに貢献できる未来が待っています。

 

 

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